イマイチよくわからない商品を買う時、何を基準に判断しますか?昔は知名度でした。ネット普及後はレビューになりました。そのレビューにアンチの書き込みやフェイクが含まれるようになった現在では、『信頼できる人の推薦』だけになったと言われています。
高額で、しかもリスクを伴う不動産投資―絶対に失敗したくないそんな時、あなたには「信頼できる人」がいますか?正しい情報と誠実な対応で成功へと導いてくれる「正直不動産」がいますか?
今回ご講演をいただいたのは、株式会社ミライスマイの中村悠樹氏。とかく難解で不透明な部分が多い(?)業界で「正直不動産」を地で行く取組で注目を集め、多数のメディアでも取り上げられています。
現在41歳の中村氏。学生時代から「社長になる」と決めていたそうです。しかし、時代はあいにくの超氷河期。就職すらままならず、50を超える企業の入社試験にことごとく落ち、やっとの思いで採用されたのは有名な超ブラック企業。成果があがらず、陰湿ないじめ、寝る間もない過酷な労働の日々・・・とにかく寝たい一心で「入院したらゆっくり眠れるだろう・・・」とバイクで電柱に突っ込んだエピソードを披露してくれました。
結局かすり傷程度で終わった自爆でしたが、「社長になりたい」との思いをバネに、ここから中村氏の快進撃がはじまります。2年目からは面白いように売れるようになり、いつしか自分をいじめていた先輩との立場も逆転・・・。その後、幾度となく転職を繰り返した中村氏ですが、特筆すべきは「社長になる」という目標を達成するための戦略的な転職だったことです。「嫁を探すために・・・」なんて不純な(?)動機も正直な中村氏らしいところです。そういえば「入院するためにバイクで事故る」なんていうのも十分に戦略的ですよね。(目標な達成できませんでしたが・・・)
多くの問題を抱える不動産業界ですが、その原因の多くはミスマッチにあると氏は語ります。不動産には「居住用」と「事業用」があり、さらにそれぞれ専門分野に分類されますが、不動産業者のほとんどは、専門分野以外はまったくわからないにもかかわらず、それを知らない消費者が相談相手を間違えているといいます。
そんな現状を打破したい。不動産分野のすべてをカバーし、トラブルをなくしたい、解消したい・・・2020年、“不動産に起因する不幸をなくし 不動産を通じて私と私を取り巻く人々を幸せにする”を企業理念に掲げ、現在の会社を設立した中村氏。「必ず社長になる」という自分との約束を果たしました。現在は、“困ったとき”のあなたの街の相談窓口:JKAS(ジェイカス)も展開。正直な営業で多くの成功者を生み出しています。
ここで、不動産投資に関心の高い会員のために特別なアドバイス・・・
不動産投資の失敗例「ワンルームマンション」「シェアハウス」「一棟アパート」の3つの事例を紹介していただきました。巧妙なセールストークに隠された嘘、素人ではなかなか気づけない罠・・・恐いですね。あらためて信頼できる専門家の必要性を痛感しました。
「不動産投資の成功は、個々の営業マンの質によるんです」と語る中村氏。現在、個々の営業マンを評価する“不動産営業の食べログ”とも言える新しい不動産取引の形―「Agent Connect」を立ち上げ中です。営業マンの能力を見える化し、相思相愛の関係性を構築するプラットフォームは不動産業界に新風を吹き込むことでしょう。
今後は、奥様が代表をつとめる受験予備校「みらい塾エイトステップス」と話題の保育園「天才キッズクラブ」とのコラボによる幼児教育家庭教師事業「㈱天才ステップスキッズ」を通じて世界に通じる日本人の育成にも力を注いでいきたいとのこと。
現在の悩みは「多忙な自分の右腕が欲しい」という中村さん。「暁の会」には、不動産・建築・教育関係などの思いを同じくする頼もしい同志がいっぱいいます。夫婦二人三脚での不動産革命や教育改革は、身近にいる「信頼できる人」との共創によって大きな成果を生み出すでしょう。