活動情報

株式会社TKC 天才キッズクラブ 田中孝太郎氏講演会 4月17日

人の人格や価値観の土台は、6歳までにほぼ形成される──。

脳科学や心理学の分野で、今や常識となりつつあるこの事実。にもかかわらず、日本の多くの幼児教育現場はいまだに「言うことを聞かせる」「型にはめる」ことが中心。個性や主体性は後回しにされがちです。
では、もしあなたの大切なお子さんを預けるなら──「自ら考え、学び、楽しむ力」を育ててくれる保育園を選びたいと思いませんか?

今回ご講演をいただいたのは、そんな画期的な保育園を運営する株式会社TKC 天才キッズクラブの田中孝太郎氏です。天才キッズクラブは、​2010年に神奈川県で創業し、現在は神奈川・東京・兵庫を中心に17園を展開する保育園グループ 。​「やらせない・教えない・無理強いしない」という方針のもと、子どもたちの「やりたい!」という気持ちを大切にし、主体性を育む保育に取り組んでいます。​

​「1に楽しく、2に楽しく、3・4がなくて5に楽しく」をモットーに楽しさを重視した保育を実践 。​体操、英語、音楽、芸術など、専門講師による多彩なカリキュラムを提供しています。

一般的な保育園が「安全に預かること」「集団行動に従わせること」を重視する中、天才キッズクラブは子ども自身の「やりたい!」という気持ちを尊重し、主体性や創造性を自然に育てる教育を実践しています。また、逆立ち歩きや跳び箱など、年齢を超えた身体能力も楽しく習得。保育=預かりではなく、「人を育てる」場として、教育・福祉・経営すべての観点で革新を起こしています。

幼少期にこのような教育を受けた子供たちがどうなるか・・・想像してみてください。

天才キッズクラブで育った子どもは、自ら考え、決断し、行動できる「主体的な人間」に成長します。小さな成功体験を積み重ね、自信と自己肯定感を育んだ子どもは、失敗を恐れず挑戦できる大人になることでしょう。一方、従来型の「指示待ち」教育を受けた子どもは、指示がないと動けない依存型に。数年後の小学校生活での積極性、さらには数十年後、社会でのリーダーシップや創造力において、大きな差となって表れることが予想されます。天才キッズクラブは“これからの時代”に必要な力を、遊びと楽しさの中で自然に育てています。

もちろん、ここに辿り着くまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。

「やらせない・教えない・無理強いしない」──この理念は、従来の保育の常識を真っ向から否定するものでした。当然、保護者や保育士からの理解を得るのは簡単ではなかったはずです。また、職員の教育や園児の安全管理、成果の“見える化”といった課題にも直面したでしょう。天才キッズクラブは、理念に共感するスタッフの育成と独自のカリキュラム開発に力を注ぎ、「楽しさの中に成長がある」という成果を実証することで信頼を獲得。保育の現場に“経営の視点”を持ち込み、理念と収益を両立させる独自モデルを築き上げました。

そこには、2度の経済的破綻や被災、盗難被害、交通事故といった深刻な逆境を乗り越えた不屈の精神、自身の子供とともに自転車で数百キロを走破するなど本気で向き合ってきた田中氏の経験が生かされています。

「どの業界にも応用できる原理原則」がそこにある──。

今回のご講演から、私たち異業種の経営者が学ぶべきは、「業界の常識を疑い、“理念”から逆算してビジネスモデルを構築する」という姿勢です。天才キッズクラブは「子どもの自主性を尊重する」という哲学を核に、教育・運営・採用・ブランディングすべてを再設計しました。これは、商品開発や人材マネジメントに悩むすべての経営者に通じるヒントです。

画期的な保育園の存在は大きな変化の起爆剤となりえます。木俣代表の提案にもあったように、地方創生のモデルとして誘致することで地域活性化や雇用創出にも大いに役立つでしょう。

近い将来、共感する「暁の会」参加企業とのジョイントベンチャーから新しい街が誕生するかもしれませんね。

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