活動情報

株式会社ひかりホールディングス 倉地猛氏講演会 10月16日

“中小企業M&Aの成功率はわずか2〜4割”—あなたが投資家や経営者なら、この衝撃の事実をどう受け止めますか?そして、そんな常識を覆し、80%超の成功率を実現する経営モデルがあるとしたら、ぜひ知りたいと思いませんか?
今回ご講演いただいたのは、株式会社ひかりホールディングス代表取締役の倉地猛氏。中小企業M&Aを次々と成功させ、現在ではグループ企業8社・社員数280名・稼働職人1,000名を擁する一大グループへと成長。80%超の成功率を実現する経営モデルを確立した人物として業界でも注目されています。

「アメリカ合衆国のような会社をつくりたい」—と語る倉地氏。1988年、岐阜県立多治見高校を卒業後、協和建材㈱でタイル工事に従事し、1993年に家業である倉地タイル商会へ入社。個人商店から出発し、現場から経営へとステップアップ。「誠実・公平・感謝・愛情・挑戦・完遂」という人生理念のもと、自由と多様性を重んじ、それぞれが強い個性と使命を持つ“一大組織を創り上げました。

ひかりホールディングスが掲げるミッションは次の3つ:❶「最強の中小企業集団をつくる」 ❷「日本の技術と人材を後世に継承する」 ❸「日本国家の繁栄に寄与する」

これらの理念を実現するために、同社は2018年に東京プロマーケット(TPM)に上場。2034年には東証プライム上場、2036年に売上300億円という明確な目標を掲げています。

同社の最大の強みは、「タイル・通信工事を一気通貫で担える総合力」。電気・通信工事を全国展開できる体制を整え、顧客が「すべて任せて安心できる」仕組みを実現しています。また、M&Aの実践的ノウハウやPMI(統合プロセス)の成功モデルを自社で確立し、それを他の中小企業にも教授できる点も大きな特徴です。2025年にはベンリー事業部を発足。リノベーション、終活、空き家管理など、地域密着型の便利サービスを展開予定です。

さらに今後は、2029年に「100名のリーダーと10名の経営者を輩出」を目指しクラフトマンスクールを開設。多能工育成・外国人登用・高齢職人の再教育など、人材の継承にも力を入れています。

講演の後半では、倉地氏が実際に手がけてきた12社のM&A事例をもとに、中小企業M&Aのリアルな課題を紹介。「中小企業M&Aの失敗率は60〜80%にのぼる」と指摘し、その主な原因として次の点を挙げました。❶目的のあいまいさ ❷相手企業との調整不足 ❸不適切な買収価格 ❹コミュニケーション不足。

なかでも最大の要因は「PMI(統合プロセス)」、つまり意識・企業文化の融合だと強調。「M&Aは“買って終わり”ではなく、“融合して始まる”」と語る倉地氏の言葉が印象的でした。同社では、このPMIをマニュアル化し、成功率80%以上の実績をもとにコンサルティング業務として体系化しています。

倉地氏の講演を通じて感じたのは、「中小企業の限界を決めているのは、私たち自身の意識かもしれない」ということです。M&Aも上場も、決して遠い世界の話ではなく、明確な理念と継続的な挑戦があれば現実可能なもの。倉地氏の人生理念「誠実・公平・感謝・愛情・挑戦・完遂」は、まさに中小企業経営者がこれからの時代を生き抜くための羅針盤と言えるでしょう。

「最強の中小企業集団をつくる」という壮大なビジョンは、ひとりの職人から始まりました。
技術と人を守り、未来へつなぐ——その志が、ひかりホールディングスという組織に息づいています。
変化を恐れず挑戦を続ける倉地氏の姿勢は、私たち中小企業経営者にとっても大きな刺激となりました。

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