使えるAIと使えないAI。使える企業と使えない企業。考えてみてください・・・
あなたの会社の重要な意思決定が、瞬時に、しかもデータに基づいて正確に行われる未来を。AIが日々進化し、膨大な情報を処理して最適な解決策を提示する世界では、私たちがこれまで苦労してきた業務の多くが、効率化され、改善されていきます。市場の変化に素早く対応し、競争力を維持するためには、AIの活用が不可欠になりつつあるのです。しかし、AIを正しく活用できている企業はどれほどあるでしょうか?この変革の波に乗り遅れず、未来のビジネスの成功をつかむ準備ができているでしょうか?
今回ご講演をいただいたのは、クラウド業界に丸10年。最新のITとクラウドサービスでビジネスを支援する株式会社ターン・アンド・フロンティアの大久保哲也氏。現在、バリ島と日本の二拠点生活を送る大久保氏。今回は緊急の来日講演となりました。
chatGPTをはじめとする生成AIの正しい使い方や私たちにもたらすベネフィット、ビジネスシーンでの具体的な活用方法についてわかりやすく説明していただき、日本人が使い方を誤解していると指摘されました。
「今後、会社がAIを提供しないのは、メールやインターネットを用意しないのと同じことになる」と警鐘を鳴らす大久保氏。アンケートによると、日本の企業の47.2%が「生成AIは不要のため未導入」だと言います。恐ろしいことに日本企業の約半分が“メールやインターネットを使わずに世界と戦う“と言っているのです。
この背景には、日本人特有の「現状維持を優先する」マインドセットが影響しているかもしれません。しかし、世界は急速にAIを活用したビジネスの変革を進めており、AIを導入しない企業は、グローバル競争から取り残されるリスクが高まっています。今こそ、古い考え方を見直し、技術革新の波に乗る必要があります。このままでは、日本企業が世界の舞台で大きく出遅れてしまうでしょう。
ビジネスシーンにおけるChatGPTの有効な利用方法として、まず情報収集の効率化が挙げられます。迅速に膨大なデータや専門知識を要約し、必要な情報を提供することで、意思決定のサポートをします。また、アイデアのブレインストーミングや、文章の作成・校正にも役立ちます。さらに、顧客対応の自動化や、日々のタスクの自動化によって業務効率を向上させ、時間とリソースを最適化できます。
こんな便利なAIツールを使わないなんてありえません。“食わず嫌い”はやめて、まずは生成AIを楽しんでみてはいかがでしょう。私もこのレポートを書くときに「なんだか考えがまとまらなくって悩んでいるんだ。オレをはげましてくれない?」とchatGPTに問いかけたところ、「大丈夫。あなたこそが専門家、あなたなら出来る!」と励ましてくれました。カワイイ奴です・・・こんな使い方からでもOKだと思います。
講演後、早速メンバー間でAIの可能性や活用方法などについて積極的なディスカッションが始まり、時間を延長するほど白熱しました。さすがに「暁の会」には“食わず嫌い王”はいないようです。
私たちがこの講演を活かすためには、まずAIの可能性を正しく理解し、自社の課題や目標にどのように活用できるかを考えることが重要だと思います。次に、小さなプロジェクトからでもAI導入を試み、実践を通して効果を確認、最終的には、現場レベルでの活用を推進し、組織全体でのAI導入を目指すことで、競争力を強化できるのではないでしょうか。