「どんな家に住みたいですか？」「どんな空間で過ごしたいですか？」・・・突然聞かれたとき、あなたの脳裏に浮かぶのは、雑誌で見たデザイナーズハウスでしょうか？TV番組で見た劇的なリフォーム後の住まいでしょうか？「こんな素敵な家に住みたいな。こんな暮らしがしてみたいな。」―誰でも“夢”を見るものですよね。でも、ちょっと待ってください。私たちの見る“夢”は、わがままさが足りないのかもしれません。もっと自由に発想してもいいのかもしれません。
今回の講師は、株式会社4D/GROUNDWORK CEOの塚本光輝氏。埼玉県Ｎo.1の住宅会社POLUSグループ入社後、社内ベンチャーを立ち上げ、2000棟を超える注文住宅に携わり、2017年「4D/GROUNDWORK」を設立。個人住宅、オフィス、店舗、ホテル等の住空間をプロデュースする一方、建築コンサルタントとしても幅広く活躍しています。
「現在の住宅業界は、住まい手から自由な発想を奪っている。」と語る塚本氏。そんな業界の在り方に違和感を覚え、未来の住宅のあるべき姿を追求するために独立しました。では、塚本氏が目指す住宅とはどんなものなのでしょうか？百聞は一見に如かず、ぜひこちらをご覧ください。
どうですか、この自由な発想力と卓越したクリエイティビティ。”あなたの夢をカタチにします“―住宅業界の広告やHPに踊るキャッチコピーが陳腐に思えるほどです。
100の住まいがあれば、異なる100の趣味嗜好、価値観があり、100のストーリーがあります。その中でいかに発想し、プレゼンしているのでしょうか。クライアントのコンセンサスをとるのは難しいのでは・・・
「住まいの完成形が細部まで想像できるようになるまでヒアリングします。」と塚本氏。なるほど、クライアントの頭の中に入り込み、潜在的な欲求を掘り起こし、想像できなかった夢のカタチを浮き彫りにしていくわけですね。きっとそこにあるのは、「こんな家が欲しい！」ではなく、「そう、そう、これが欲しかった!！」なのでしょう。
矢継ぎ早に紹介される実績画像。その1枚1枚に漏れる感嘆の声。なんと「暁の会」会員の中にも、自宅やオフィスを建てた強者が数名・・・なんとうらやましい。そんな会員の皆さんがうれしそうなんです。オンラインでも喜びがあふれてきそうなんです。
考えてみてください。お気に入りの暮らしが手に入ったら、誰かに自慢したくてたまらなくなりますよね。リアルで、SNSで、感動がクチコミで広がり、新しいファンが生まれる。究極のマーケティングです！
独立後は本当につらい時期もあったはずですが（あたり前ですよね！）クライアント・ファーストを貫き、日本の住宅業界の未来を切り拓きつつある塚本氏。店舗やホテルなども手掛けていますので（HPで調べて）ぜひその違いを体感してみてください。
