塾生約300名の第一志望校合格率・・・なんと100%!(しかも6年連続!)圧倒的な成果をあげながら、広告宣伝のキャッチコピーにも使わない学習塾が長野県岡谷市にあります。「そこがゴールではないので・・・」と語るその姿勢の中に成功のヒントが隠れているようです。
今日の講師は株式会社ファーストステップスの代表取締役 浅原 謙氏。塾講師ならではの、聴き手の立場に立ったわかりやすいプレゼンテーションから、地域で選ばれ続ける秘密を探ってみました。
小中高生に戻った気分で、想像してみてください。
ひとりで頑張るのではなく、家族が同じ思いを共有し、応援してくれる環境をつくってくれる塾。自分の学校や先生のこともなぜかよく知っていて、運動会には必ず自転車で駆けつける先生。各家庭1時間、合計300時間の面接をこなし、ひとりひとりと向き合ってくれる塾長。・・・みんなが親身になってくれる。見ていてくれる。認めてくれる。
応援してくれる母さんや父さんのために頑張ろう!大好きな先生のために頑張ろう!そんな前向きでワクワクする気持ちが湧いてきませんか?
選ばれる確かな理由があります。第一志望校合格率100%を実現する“タネも仕掛けも”あります。しかし、子供たちにとってその動機はとてもシンプルなものかもしれません。「楽しいから」「喜んでくれるから」「応援してくれるから」・・・
教育理念である「町の寺子屋で、自分のベストを探求する」の通り、子どもたちは周りから応援され、祝福されながら、一緒になって自己ベストを更新する喜びを日々経験します。進学がゴールの、第一志望校合格が目的の学習塾ビジネスとは一線を画す、自立した幸福な人生にフォーカスした「町の寺子屋」の姿がここにあります。
「『塾じゃないよ』といって子どもたちが友達を誘ってくれるんです。」と語る浅原氏。きっと「新しい自分と出会えるすごく楽しい場所だよ」と言って誘っているのではないでしょうか。
「第一志望校合格率100%」を実現した秘密は何でしょう?誰一人として取り残さないのはなぜでしょう?
それはきっと、同じ寺子屋でともに学び、ともに時間を過ごした仲間として、ひとりひとりとちゃんと向き合い、300人すべての多様性に応えた結果なのだと思いました。